『林海象監督&渡辺一志監督・短編映画バトル』
 
 私立探偵濱マイクシリーズの林海象監督と今、世界が注目する渡辺一志監督をゲストにお呼びし、お互いの秘蔵の短編作品を見せあい、熱いトークバトルを展開っ!どんな作品が飛び出すかは、当日までのオタノシミ☆未公開フィルムの可能性も有り?!質問や意見等、お客様も交えての参加型トークライブです!ぜひ、熱い夜を体感しましょう!これは必見です☆
『乙女の祈り』 ★林海象監督・永瀬正敏主演の幻の作品!

1996年/日本/23分/モノクロ
監督・脚本…林 海象 撮影…柴主高秀
出演…永瀬正敏+夏生ゆうな
林海象+永瀬正敏による完全自主製作作品。地中に埋まる巨大な卵から誕生した女と、それを育てる男のシュールな恋の物語。全編を東大駒場寮内で 撮影。製作後封印されていた幻の短編。

『私立探偵551』(流れよ我が涙、と探偵は言った)

 

2002年/日本/18分/
監督・脚本…林 海象 
出演…北村一輝+夏生ゆうな+鈴木砂羽
普通の調査は扱わない私立探偵551。ある日「人魚を探して欲しい」という依頼を受ける。「自分は人魚である」と言う、過去の記憶を持たない女に行き当たる探偵。そして強くその女に惹かれていく。果たしてその女は本当に人魚なのか?探偵は何を見つけ出すのか?
『林海象監督』プロフィール…
 
 1957年生まれ。京都府出身。1985年に、自ら制作・監督・脚本を手掛けた「夢見るように眠りたい」でデビュー。第1回毎日映画コンクール・スポニチグランプリ新人賞を受賞し、海外でもベネチア国際映画映画批評週間やニューヨーク映画祭など、10数カ国の国際映画祭に正式招待された。なかでもベナルマナ国際映画祭、フィグエィラ・ダ・フォシュ国際映画祭、ブルーデンツ国際映画祭ではグランプリを受賞し、一躍世界の脚光を浴びた。その後、映画監督としては、エジンバラ国際映画祭でチャーリー・チャップリン賞を受賞した。「二十世紀少年読本」(兼制作・脚本/89)「ZIPANG」(兼脚本/89)、日仏合作によるオムニバス「フィガロ・ストーリー」(兼脚本/91)の一編、制作・脚本も手掛けた「我が人生最悪の時」(93/ベルリン国際映画祭、香港国際映画祭、ロンドン国際映画祭出品)「遥かな時代の階段を」(94/シアトル国際映画祭、サンフランシスコ国際映画祭ほか出品)「罠」(96)の私立探偵濱マイクシリーズ3本、日本、台湾合作の「海ほおずき」(96/ロカルノ映画祭、トロント国際映画祭)、「キャッツ・アイ」(97)、原田健太主演によるオールアメリカロケの「LOST ANGELS」(00)などがある。映画監督作品以外では、アジア6ヶ国合作(日本、シンガポール、タイ、マレーシア、台湾、香港)となる「アジアン・ビート」(91)シリーズ6連作、「アトランタ・ブギ」(96)などのプロデュース、「帝都物語」(88)の脚本、東京スカパラダイスオーケストラを主人公とした音楽ビデオ「音曲の乱」(92)、「MTV VIDEO MUSIC ASIA大賞」を受賞した台湾の歌手・堂娜のMTV「自由」(96)や香港の人気スター・アンディ・ラウのミュージックビデオの監督、「私立探偵濱マイク」を題材としたコミック(集英社「ビジネスジャンプ」96〜 97年、98年連載再開/井上紀良画)の原作など、幅広い活動を行っている。現在は京都造形大学の教授も務める。
『渡辺一志監督』プロフィール…
 
 1976年生まれ。愛知県出身。2000年、弱冠23歳にして「19」(ギャガ・コミュニケーションズ製作・配給)で脚本・監督・主演。トロント国際映画祭をはじめ、各国の映画祭で高い評価を得て、サラエボ国際映画祭では新人監督特別賞を受賞。「19」はその後、2002年、ドイツ全国とデンマークなどの近隣諸国を含め、約80館の劇場で公開される。2003年には映画通でも知られるファッションデザイナーのアニエスb.の全面的な協力により、フランス国内で公開される。またPEALOUT、TRICERATOPS、キタキマユなどの個性的なアーティストのPVやCHEMISTRYなどのCM演出などを手掛ける。俳優としても才能を見せ、映画界の鬼才三池崇史監督と組んだ「ビジターQ」では主演のひとりと活躍の場を広げる。雑誌などにコラムを寄稿、たびたびファッション誌にはモデルとしても登場し、映画監督のみにとどまらず、幅広いジャンルを縦横無尽に横断する。

【渡辺一志オフィシャルサイト】